高知家のIT~Work from KOCHI~

2018.9.5

「高知家IT・コンテンツネットワーク大交流会Vol.3」開催レポ

201891日(土)、高知家IT・コンテンツネットワーク大交流会vol.3 が開催されました。

ITやコンテンツの分野で活躍する方々を中心に、地元出身者にとどまらず、高知県に関心のある20代から50代の様々な業種に携わる方々にご参加いただきました。

場は、株式会社SHIFTのオフィス内にあるおしゃれなカフェテリア。

今回の大交流会は、ゲストによるトークのほか、高知県に拠点を置く企業からのプレゼンテーションなども交えた盛りだくさんの内容。

イベントは、高知県商工労働部副部長の栗山のあいさつからはじまり、続いて、株式会社div代表取締役である真子就有氏によるゲストトークが行われました。

 真子氏は、未経験から最先端のテクノロジー人材を育てる短期集中プログラミングスクールTECH::CAMPを立ち上げ、プログラミング教育の枠を超えた総合テクノロジースクールへと育て上げた実績を持っていらっしゃいます。今回のトークでは、アスリートがプログラミングを学ぶなど、プログラミングを必要とする人が近年ますます増えている現状についての話題に始まり、TECH::CAMPを立ち上げたご自身の体験から導き出した「プログラミングを学ぶための最適な環境」とはどういうものか、そして、テクノロジーが人間の想像をはるかに超える規模で進歩していることを示す事例を挙げながら、「企画職としてのエンジニア」の重要性について語られていました。

「テクノロジーを組み合わせた課題解決はプログラミングそのもの」と語る真子氏。

 ゲストトークの後はトークセッション。

高知県内でウェブクリエイターの情報交換や勉強会などを展開するウェブクリエイターズ高知の代表を務める坂上北斗氏、株式会社SHIFT PLUSの事業開発部部長を務める宇都宮竜司氏、株式会社Nextremer 高知AIラボ代表、及び株式会社dataremer代表取締役を務める興梠敬典氏の三名によるトークセッション「地方で活躍 本当にできるの?~収入、キャリアアップ、学びの場の現状~」が行われました。このトークセッションでは、首都圏から地方に移住した際に最も気になる3つのトピックである「収入」「キャリアアップ」「学びの場」について、3名の登壇者からリアルな現状をお話しいただきました。

登壇者それぞれの体験談をベースに行われたセッションは、地方においては、首都圏と比べてIT・コンテンツ領域でのキャリアパスが限られており、キャリアプランを自ら描いていく積極性が試される面はあるものの、セクターを超えた水平型のネットワークが生まれやすいという指摘や、地方で培ったネットワークが逆に首都圏で活かされたというエピソード、UIターン人材の受け入れによって、社内の風通しを良くしたいと考える地方企業もあるという話題などが展開され、「地方で働く」ということの多様な可能性を伝えるセッションとなりました。

エイチタス株式会社の原のファシリテーションのもと、セッションは進みました

高知で生まれる異業種間の交流を「井戸端会議のレベルが高い」と呼んでいると語る興梠氏。

高知で広がった社外とのネットワークについて語る宇都宮氏。

大都市と地方、双方のメリットを組み合わせていきたいという展望について語る坂上氏。

その後は、高知県内に拠点を置く企業7社によるプレゼンテーションが行われました。

株式会社AVOCADOe-Janネットワークス株式会社、WICKS株式会社、株式会社オルトプラス高知、株式会社SHIFT PLUS、株式会社シンフィールド、株式会社Nextremer及び株式会社dataremerという、多彩な事業を展開する7社から、自社の事業の紹介だけでなく、各社が募集している人材などについての情報提供も行われました。IT・コンテンツ領域の企業が、高知にこれほど集まっているという状況を、この交流会で初めて知った参加者も多く、各社の熱いプレゼンに聞き入っていました。

その後、高知県移住促進・人材確保センターの竹崎澄江氏より、U・Iターン希望者に向けた高知体験ツアーなどの案内が行われた後、集合写真の撮影が行われました。

その後は、参加者お待ちかねの懇親会へ。

高知県の食材を使った料理が提供され、鰹のたたきなど人気の定番メニューのほか、トマトのジュレサラダや、四万十ポークのグリル、ゆずのケーキなど、趣向を凝らした多彩な料理が提供され、「これほど贅沢な食事を味わえる交流会はなかなかない」という声もあがるほど。恒例の高知の地酒コーナーでは、今回は8種類の地酒を提供。料理との相性の良さに感動し、次々と用意されたお酒を試飲する参加者の姿も多数見られました。

懇親会の場には、プレゼンを行った7社の企業ブースも設けられており、参加者どうしの交流だけでなく、高知県内企業の事業についても詳しく知ろうと、各企業の担当者に声をかける参加者の姿も見受けられました。

最後に、高知県商工労働部参事兼産業創造課長の有澤による締めのあいさつが行われました。有澤課長からは高知県内でのIT企業の活躍への期待や、LCC就航の話題などが語られ、参加者へも高知来訪への熱い期待の言葉をいただきました。

 「高知家IT・コンテンツネットワーク」では、これからも様々な交流イベントを開催し、首都圏で高知の輪を繋げていきます。

これからの活動にも引き続きご期待ください!

最近の記事