高知家のIT~Work from KOCHI~

2019.11.14

”東京にとらわれない働き方”アツい!『高知Life Shift Meetup』が開催!

2019年10月19日、東京の丸の内にていま”東京にとらわれない働き方”がアツい!『高知Life Shift Meetup』のイベントを開催しました。

現在、地方移住、サテライトオフィスなど東京から離れた場所でも働ける環境作りが進み、地方で活躍されている人が増えてきています。

今回のイベントのテーマはずばり「地方・高知での働き方・暮らし方」。お笑いタレントとIT企業役員の2つの顔を持つ「厚切りジェイソン」さんをゲストに迎え、実際に高知に来て取材をされた率直な印象や「パラレルワーカー」としての働き方、暮らし方について色々お話いただきました。

そして、地域への移住と関係人口のマッチングをする 「SMOUT(スマウト)」、地域からライフシフトのヒントを探るメディア「Nativ.media」、東京にこだわらない働き方を支援する「シビレ」など、地方の“今”を盛り上げるキーマンたちにもご参加いただき、実体験を踏まえた地方の今、高知の可能性について語っていただきました。

■登壇者プロフィール

厚切りジェイソンさん
アメリカ合衆国出身の在日IT企業役員、お笑いタレントのパラレルワーカー。「WHY JAPANESE PEOPLE!?」でお馴染みで、NHK-Eテレ「えいごであそぼ with Orton」・「Why!?プログラミング」のレギュラーでMCを務めている。

ネイティブ株式会社 編集長 岡田 拓也さん
「ライフシフト」を考える人たちと「関係人口創出」を目指す地域を繋ぐメディア「Nativ.media」の編集長。 宮崎+東京+山梨+高知の4拠点+αの多拠点生活を実践。

株式会社カヤックLiving 代表取締役 中島 みきさん
1976年大阪市生まれ。転勤ではなく移住志向の強い家族の影響で長野県乗鞍高原、千葉県などで過ごす。高校時代から東京都区内の個性ある町々に住まう。広告代理店での営業経験を経て、2008年よりヤフー株式会社。2013年より同社営業推進本部長として、ヤフー広告サービスの「売れる仕掛けづくり」を担う。2018年4月よりPayPay株式会社の立ち上げに参画、「100億円あげちゃうキャンペーン」を企画運営。2019年6月、カヤックLivingに参画。現在、地域の人との繋がりをつくることができる「SMOUT」を運営。

四国情報管理センター株式会社 代表取締役社長 中城 一さん
高知県出身、外資系企業にて SE やマーケティングを経験。
高知県に U ターンし四国情報管理センターへ入社、2013 年に社長就任。従業員は 146 名で、「テクノロジーを用いた社会問題解決」をミッションに掲げている。

株式会社アルファドライブ高知 代表取締役 宇都宮 竜司さん
京都大学院工学研究科化学工学専攻修了。リクルートにて、スタートアップ支援プログラム「TECH LAB PAAK」のコミュニティマネージャーとして総計300チーム以上を支援。2017年に高知県に移住し、株式会社SHIFT PLUS入社、新規事業開発の部門の立ち上げを行う。地域経済の成長に貢献したいという思いからアルファドライブに参画。

孫正義育英財団 正財団生 矢口太一さん
東京大学工学部機械工学科に在学中。小学校5年生から「セミ」の研究に取り組む。第59回日本学生科学賞 内閣総理大臣賞、三重県知事賞など受賞多数。Intel ISEF2016(国際学生科学技術フェア)日本代表。2019年より高知若者会議を立ち上げ活動をスタート。現在東大新聞オンラインで「セミが見た高知」シリーズを連載中。三重県伊勢市出身。

今回の司会進行は、転職でOFF TOKYOを実現する(東京にこだわらない働き方)サービスを提供しているシビレ株式会社 代表取締役CEOの鈴木翠氏。


シビレの鈴木氏

そして、オープニングの挨拶として、高知県庁商工労働部副部長の有澤から高知県の状況やIT・コンテンツネットワークの取り組みについて説明しました。

続いて、特別ゲストの厚切りジェイソン氏の高知で放送されたテレビのダイジェストを流し、その後、厚切りジェイソン氏とNativ.media 岡田編集長が登場されました。

Content1 14:10~15:20
「Why!? 世界的視点でも“高知”が注目の理由」
厚切りジェイソン氏×関係人口創出メディア『Nativ.media』のトークセッション

厚切りジェイソンさんのトークセッションの様子

ここからは、厚切りジェイソン氏×関係人口創出メディア『Nativ.media』のトークセッションがスタート。Nativ.mediaの岡田氏からは、厚切りジェイソン氏に高知に来て印象に残っていること、働き方、地方(高知)の可能性についてなど鋭い切り口でアツく語っていただきました。

(厚切りジェイソンさんメッセージの一部)

「本社は東京にあって一部のエンジニア集団は高知において一緒に働いたりするような環境を持っている会社が意外と多かったですね」

「例えば高知にいて、高知で新事業を立ち上げて高知の市場だけに絞ってやるのであれば市場に合っているかどうかを確かめる必要があるんですよね。物価とか家賃、人件費が安くおさえられているので、そういう意味では挑戦しやすくなる。(都会と)同じコストでより大きいことができる。もしくはより少ないコストで同じことができる」

残り時間もわずかというところで、Nativ.mediaの岡田氏からここまでの感想を周りの人とシェアしましょうと呼びかけがあり、参加者のみなさまで意見交換に。


トークセッションの感想をシェアする参加者

その後、「質問はありますか?」のアナウンスに、参加者からは一斉に手が挙がりました。

積極的に質問に手が挙がる様子

参加者からは、高知に関すること、働き方に関することの質問が続き、厚切りジェイソン氏と岡田編集長からはそれぞれの質問に対して丁寧な返答をいただきました。

質問をする参加者

Content2 15:25~16:05
「高知に活躍のチャンスあり! 地方の最先端事情」
移住スカウトサービス『SMOUT』×高知IT企業×高知起業家
「SMOUT」の中島氏が、高知のIT企業、起業家とともに本音トークを展開!

続いては、株式会社カヤックLiving 代表取締役の中島 みき氏、四国情報管理センター株式会社 代表取締役社長 中城 一氏、株式会社アルファドライブ高知 代表取締役 宇都宮 竜司氏の3名に高知について本音を引き出すトークセッション。


左から中島氏、中城氏、宇都宮氏

中島氏からは、地域への移住と関係人口のマッチングの取り組みである SMOUT(スマウト)についてご説明をいただいてから、現在の移住のトレンドである地方との「関わりしろ」についてお話をいただきました。そして、中城氏、宇都宮氏からはご本人のU・Iターンなどの体験も踏まえ、高知の移住の特徴や高知のコミュニケーションでは「お酒の席」が多いことなど、高知に住んでいるからこそ見える高知の「リアル」についてお話いただきました。

今回のトークセッションでは、はじめて「Slido」という質問アプリの利用を試み、3人のトークセッションを聞きながら「もっと知りたい」「これはどうなの?」などの質問内容を共有しながら進めることで、気軽に質問してそれに応えるということができたと思います。


「Slido」で表示される質問

参加者からはこんな質問がありました。

・今回のテーマに「これからの働き方」というのがありますが、お三方が考える「これからの働き方」はどのようなものですか?

・飲む文化から生まれるビジネスってあるんですか?

・お酒や飲み会が嫌いなのですが、こんな性格でも高知でもあいますでょうか?

・「課題解決をしている」と県民の多くの方が思える一つの目標は何だと思われますか?(前進・改善を実感できるのは何だと思われますか)

・高知のイベントと言えば「よさこい」がありますよね!

・県外生まれ県外育ちの方が高知県に移住した場合、最初にぶち当たる壁にはどんなものがあると思いますか?(もしあればお伺いしたいです)

・地域と企業との関わりという面で社会的貢献活動(CSR活動のような)は何かありますか。

・課題を見つけて楽しむ 大事な視点ですね

・中高、大学世代の教育水準や機会について、東京など都会と比べて良い点、大変な点を教えてください。

・今日の話にもあった、世間的にも有名である南海トラフ等の震災(津波等)で影響されやすい高知市の中心街、ここで会社を立ち上げる際の対策とかはされてたりするんでしょうか?

・人間関係以外の「生活環境」の面で、高知県で特徴的なことはございますか?

・都市部から高知へ転職して環境面やその他のことで特に改善されたことはありますか。また、逆に大変になったことや課題に感じたことはありますか。

・主人の仕事の関係で、高知の中山間地域への移住を検討しています。高知市以外でIT関連の仕事はどのようなものがありますか?IT関連の仕事は未経験なので初めから完全フリーランスは不安もあります。

・SMOUTでは完全移住を前提とした案件のみ掲載されていますか?複業かつ2拠点想定のものもございますか?

高知や地域についてよく知る三人だからこそわかる、独自の文化や移住する上で良いこと、大変なことなどをわかりやすく、時には面白くお答えいただき、全員参加型のトークセッションとなりました。

「まるごと高知・大交流会」
Content3 16:10~18:00

Content3 「まるごと高知・大交流会」は、まずは、高知県のIT・コンテンツ企業から3分間という時間で、企業紹介のピッチをスタート。

株式会社アルファドライブ高知 代表取締役社長 宇都宮 竜司 氏

e-Janネットワークス株式会社 高知テクニカルセンター長 篠崎 美幸 氏

エンザントレイズ株式会社 経営企画室室長 森岡 昭臣 氏

株式会社オルトプラス高知 代表取締役CEO 藤田 文明 氏

株式会社コムニコ チーフ/ソーシャルメディアオペレーター 神部 公佑 氏

四国情報管理センター株式会社 代表取締役社長 中城 一 氏

株式会社Nextremer 社長室 佐々木 浩祐 氏

株式会社ビジュアライズ 取締役CMO 谷本 拓郎 氏

その後、参加社のみなさま、登壇いただいたみなさま全体で集合写真を撮影

また、イベントのアンケートにお答えいただいた方から、抽選で2名の方に厚切りジェイソンさんのサインイン高知家Tシャツをプレゼントキャンペーンも実施。

そしていよいよお楽しみの「懇親会」がスタート。
e-Janネットワークス株式会社 高知テクニカルセンター長 篠崎 美幸氏から乾杯のご挨拶。

乾杯の挨拶をする篠崎氏

お酒は日本酒7種類とゆずのお酒1種類 計8種類を用意

(酔鯨酒造 酔鯨、西岡酒造店 久礼、アリサワ酒造 文佳人、司牡丹 AMAOTO、
濵川商店 美丈夫、南酒造場 南、亀泉酒造 CEL24、土佐酒造 YuzuSake)

軽食も用意

もちろんビールもたくさん用意しました。

懇親会中の様子

懇親会も進み、会場が温まってきた17時10分からは、「孫正義育英財団 正財団生 矢口太一氏」によるピッチがスタート。
矢口氏には尾崎知事との出会いややりとり、そして高知県が好きな理由などを熱い想いで語っていただきました。


高知県について語る矢口氏

そして18時前に、高知県商工労働部産業創造の濱田課長より中締めの挨拶。

タイムスケジュールも滞りなくすすみ、アンケートをみたところ参加者のみなさまにも大変ご満足いただいたイベントになりました。

 

(最後に)
厚切りジェイソンさんのサインTシャツは、後日アンケートにご回答をいただいた方の中から高知県商工労働部産業創造の濱田課長にくじ引きで選ばれた2名の方にプレゼントをさせていただきました。(10月29日発送)

選ばれた番号は、「8番」と「12番」。
Wさん(男性)、Hさん(女性)おめでとうございます!

 

次回のイベントは大阪で開催される予定。今期最後のイベントとなりますので、ぜひ関西方面にお住いのみなさまは奮ってご参加ください!

イベントの日程や場所などの詳細は追ってご連絡いたしますので、まずは高知ITコンテンツネットワークの会員登録をお願いします。

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