高知家のIT~Work from KOCHI~

2021.3.30

『「都会と高知」どうやってデュアル?』オンラインイベントを開催!

2021年3月4日に、高知家IT・コンテンツネットワークのオンライン交流会を開催しました。

今回のテーマは、「都会と高知のデュアル(二拠点)ライフ」。

都市部での仕事や生活を維持しながら、上手に高知と関わっている方をゲストにお招きし、“都市部と高知間のコミュニケーションの取り方、コスト、工夫していること“など、実体験に基づくリアルなお話をお聞きしました。

イベントの後半では、「高知市中心部にオープンするシェアオフィスの取り組み」を紹介した後、「高知での副業・テレワーク・ワーケーションを身近なものにしよう!」というテーマでアイデアソンを実施。その後、ゲストを交えた懇親会も行い、「副業やテレワークを通じた高知との関わり方」を考える、とても有意義な時間となりました。

 

イベントの様子

今回はオンライン開催(Zoom使用)ということで、全国各地から35名の方が参加してくださいました。

20:00開始。まずは司会の高知家IT・コンテンツネットワーク運営事務局 鈴木氏から、高知家IT・コンテンツネットワークの説明とイベントの流れについて説明がありました。

その後、参加者の皆様には各自で飲み物をご用意いただき、早速乾杯。

乾杯の後は、進行を同じく事務局の小林氏にバトンタッチ。

まず最初に、リアルタイム投票サービス(Mentimeterを使用)を活用して、参加者の皆様の状況をお聞きしました。

最初の設問「(参加者の皆様と)高知県との関わりを教えてください」は、以下の結果となりました。

今回のイベントに参加いただいた方は、「高知出身」が39%、「旅行や仕事で行ったことがある」が33%、「出身ではないが住んだことがある」が15%という結果です。高知出身者以外の方が過半数を占め、高知への注目の高さが伺えました。

次に、「今日はどちらから参加されていますか?」とお聞きしたところ、東京・神奈川・大阪・兵庫・京都、遠いところでは「秋田」という回答もありました。様々な場所から参加してくださっていることを実感し、オンラインだからこその素晴らしさを感じました。

 

第一部(パネルトーク)

イベントの一体感も高まってきたところで、第一部では、「都会と高知どうやってデュアル?」について、都会と高知を両立するゲストによるパネルトークを展開しました。

”東京の会社に在籍しながら高知でフルリモートで勤務されている”株式会社キカガクの祖父江誠人氏。そして、”東京都と高知の二拠点生活をされている”株式会社WHERE高山奈々氏にお話をお聞きしました。

まずはお二人の自己紹介から。

高知市出身の祖父江氏は、高知市役所に就職した後、1年で退職。「高知で何かしたい!」という想いから、学びのために東京へ移住。勉強をしながら現在の会社に就職され、執行役員 CTOとしてWebアプリの開発やAI開発プロジェクトをリードされています。

現在は高知に住みながら、東京でのお仕事をリモートでされています。

高山氏は、都内でありながら、高知を含む様々な地域と関わるお仕事をされています。2018年11月には、現在の会社に勤めながら、高知県須崎市の地域おこし協力隊としても活動を開始。

地域に入り込み、ライターとして地域情報の発信を行うほか、イベント・ツアー企画運営など幅広い分野を担当されています。

そんなお二人と共に、

・「都会×高知に関わるようになった経緯は?」

・「多拠点での仕事で難しかったこと、工夫したこと」

・「多拠点で仕事をするときのコミュニケーションのコツ」

・「多拠点で仕事をするときのテレワークのコツ」

の4テーマでパネルトークを行いました。

実際に二拠点生活をされているお二人のお話に、運営スタッフも含め参加者の皆様も興味深々!

・リモートだからこそ、文字で感情を表現することが大切

・地域に入っていくときはキーマンになっている人と接点を持つようにする

・相手が得意とするツールを見極めて対応する

・SNSでコメントをつけたりして繋がりを作り続ける

といったお話に、「リモートワークで苦戦されていることはありますか?」「コミュニケーションのコツ知りたいです!」など、チャットでも質問が飛び交いました。

特に盛り上がったのは、「テレワークだと作業する場所を確保するのが意外と難しい」というお話。

実際にテレワークをされている参加者からも共感の声が多く、「テレワークにはこんな環境が必須」といった意見や、高知在住の方からは「テレワークするなら高知のここの場所がオススメ」といった意見が寄せられ、有意義な情報共有の場となりました。

パネルトークの後には、希望された方に”高知のお菓子やおつまみ詰め合わせセット(1,000円)“をご用意しました。事前に郵送し、高知の味を堪能して頂きました。

参加者からは、「高知と言えばミレー!」「豆腐ジャーキーはタンパク質豊富でありがたい!」といったコメントが寄せられました。

 

第二部(高知の取り組み紹介)

小休憩を挟み、第二部をスタート。

高知サンライズホテル 営業部長 古谷氏に「高知市中心部におけるシェアオフィスの取り組み」についてお聞きしました。

古谷氏からは「高知県で実現したい未来とシェアオフィスの存在意義」「シェアオフィスのコンセプト」「シェアオフィス概要」などをご紹介いただきました。

シェアオフィスやテレワークスペースの重要性については、第一部のパネルトークでゲストから語られたこともあり、参加者からは「すごくいい!」「楽しみ!」といった感想から、「ディスプレイの貸出をしてほしい」「グリーンスクリーンがあると嬉しい」といった具体的な意見も出るなど、高知の新しい取り組みについて盛り上がりました。

更に、司会の鈴木氏から、「今回のイベント参加者の方でアンケートに答えて頂いた方から抽選で、高知テレワーク体験チケットを3名様にプレゼント」という企画が発表され、チャットには「すごい!」「盛りだくさんすぎる!」「豪華!」といった喜びの声が寄せられました。

 

第二部(アイデアソンワークショップ)

続いて、「高知での副業・テレワーク・ワーケーションを身近なものにしよう!」というテーマで、ゲストや参加者が一緒になって”アイデアソン”を行いました。

まずは、「高知との関わり方について興味がある内容を教えてください」と質問をしました。

次に、「(それを実現する上での)妨げになっていることは何ですか?」と質問をしました。

結果は上記の通り。一番多かったのは「作業場所・仕事などに関する情報がない=30%」という結果となりました。次いで、「面白そうな仕事がない=15%」「高知の人との接点や高知に行くきっかけがない=15%」が同票となりました。

ゲストの高山氏からは、「コワーキングスペースが上手く機能している地域は、人を繋ぐといった情報発信も含めて上手くいっているケースが多いと感じる」との意見を頂き、更に先ほどのシェアオフィスの取り組みを例にあげ、「今後の高知が更に楽しみ」という意見を頂きました。

次に、「(関心がある分野に対して)どんな情報やきっかけがあれば良いでしょうか?」との質問をしました。

参加者からは「エンジニアの交流」「地域の方との関わり」「チームビルディング研修」「個人利用できる仕事場リスト」という意見や、「夕方から酒が飲めるコワーキングスペース」など、高知らしいユニークな意見も出されました。

ゲストの祖父江氏からは、「高知にはおもしろい仕事や熱い人が多いのに、表面的には面白い仕事がないとの認識が広がっていることが問題化している」と指摘。「高知は一度来てもらえれば、すごくいい!と気に入ってもらえる県なので、高知特有の面白さを上手く広めていく機能が大切なのではないか」との意見を頂きました。

 

第二部(懇親会)

アイデアソンのあとは、参加者全員が5つのトークルームに分かれて懇親会を行いました。

参加者からは、「高知のために何かしたいという想いはあるが、何をしたらいいかわからないので、こういう会を開いてもらえて嬉しい」といった感想や「このメンバーを今日だけの繋がりにせず、これからも繋がっていきたい」といった今後に期待する声が寄せられました。

終始和気あいあいと行われたオンラインイベント。最後に、参加者全員で集合写真を撮影して終了しました。

最後に

今回のイベントでは、”テレワーク”や”副業”といった、高知との新しい関わり方をテーマとしましたが、参加者の皆様にとっても「好きな場所で仕事をする」「好きなことをする」をヒントに、新しい選択肢が増えたのではないでしょうか。

また、オンライン開催にも関わらず、皆さんで同じお菓子を食べたり、チャットやアンケートで意見を共有したり、参加者同士が情報をシェアしたりと、”人との繋がり”を感じることができる、あたたかいイベントとなりました。まさに、今回のテーマである「都会と高知でのデュアルライフ」「場所にとらわれない」ということが体験できたイベントになりました。

今後も「高知家IT・コンテンツネットワーク」では、皆様と高知との距離を近くして、高知との関わり方の選択肢がもっとたくさん生まれるような情報発信やイベント開催を行っていきます。

次回のイベントにもぜひご参加ください。

 

おまけ(イベント裏側)

(ここからは、なかなかお見せできない、イベント当日の裏側をご紹介します)

2021年3月4日19時頃。

20時のイベント開始に向け、最終調整に勤しむスタッフ陣の様子です。

司会の鈴木氏と小林氏、そして乾杯の挨拶という重責を任された 高知県商工労働部産業創造課 岡内が、機材の最終調整等を行うため、各ブースにて待機しています。

その他裏方スタッフ達は、参加者からの質問や、突発的な各種トラブルに迅速に対応すべく、一か所に集合、待機。

スタッフ各々がイベント成功へ想いを馳せ、何度もマイクやモニター、音声のチェックを行いました。

もちろん、被り物のチェック(乾杯用)も怠りません。

 

開始15分前。

最後のミーティングです。スタッフが一同に集まり、小林氏の指揮のもと出陣式を行いました。

参加者の皆様にとって有意義なイベントになるように、みんなで頑張りましょう!!

さあ、いよいよイベントスタートです!続々と参加者が入って来られました。

司会の鈴木氏からは、「スタートの時間までは、お飲み物や食べ物を準備してお待ちください」とのアナウンスが。

もちろんスタッフも、おつまみの準備は万端です!イベントを支えながらも、高知らしく、このイベントを楽しむ準備に抜かりはありません。

こちらはドキドキの面持ちで待機する小林氏。マイクを食べようとしているのはきっと緊張のせいでしょう。

イベントは順調な滑り出し。

イベント途中、音声の具合はどうか、聞きやすいかなど、様々なことに臨機応変に対応する裏方スタッフ陣。素早い対応能力はさすがです。

イベント後半では、スタッフもアイデアソンや懇親会にも参加し、参加者の皆様とも交流をさせていただきました。

ということで、あっという間の一時間半。無事時間通りに進行し、最後の鈴木氏のクロージングトークです。

参加者の皆様のおかげで、チャットも懇親会も大盛り上がり!大きなトラブルもなく、安堵の表情が見れる画面越しの鈴木氏とリアルの鈴木氏をパシャリ。

最後はゲストの方も含めて、スタッフ陣のリモート記念撮影です。

この日の為に邁進してきたスタッフ陣。「コロナが無事終息したら、今度はリアルでお疲れ様会をしましょう」と約束を交わし、全ての工程が終了いたしました。

運営の裏側は、いかがでしたでしょうか?この日の為にたくさんの準備をしてまいりました!

では、次回のイベントも皆様に楽しんでいただけるよう、魅力的な企画を準備していきます。またお会いできる日を楽しみにしております。本当にありがとうございました!

 

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